フランスの有名ブランド店で人種差別されても何も言わない日本人

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「世界中の会いたい人、行きたいところに行くのが私。」アパレルバイヤー、コンサルタント。ニューヨーク留学でファッションビジネスに興味を持つ。東京都在住。好きなことは、海、島、ネコ、ひとり旅。もっと自分に素直に、そして自由に生きたい人にメッセージを送ります。

パリは今年で6回目で1ヶ月の滞在。

人種差別を感じることは

昔よりは少なくなったけれど、

やはり時々感じることはある。

 

ニューヨークに二年間住んでいた時は

人種差別を感じたことはほとんどなかった。

アメリカは人種差別は

人それぞれ内面にはあっても、それをマナーとして表に出してはいけないという考えがあるから、

お店やレストランで自分が嫌な思いをすることはなかった。

一方で、初めてフランスの誰もが知る有名ブランド店に行った時のこと。

お店の前で、長い列に並んでいる日本人。

大人しく、何十分も

誰も文句を言わずに待っている。

 

お店に着いたら、

店員に話しかけることもなく、

黙って列に並んでひたすら待っているだけ。

私も最初並ぶものだと思い、20分並んだが

どうして日本人だけが待たされ、

白人は全く待たされずに店員に案内されるのか、納得がいかないと思った。

 

そこで店員に

わたしはこの列で20分並んでいるんだけど、

どうしてアジア人だけが

ここに並んで待たされるのかと聞いた。

 

すると店員は、まるで何事もなかったかのように

どうぞどうぞこちらへ、とショーケースの前に私を案内した。

本日は何をお探しでしょうかと。

それはそうだ、

もし私が、ここは人種差別のブランドだと

世界中に言い放ったらどうなるだろうか?

 

日本人は文句も言わず、大人しくしてるから

何時間でも列に並ばせておけばいい。

そういう考えなんだろうけど、

 

この状況で一番悪いのは、誰か?

それは

自分の意見を主張しない日本人だ。

 

私は自分の気持ちを大切にしたい

だから納得できないことは相手にはっきり伝えたい。

 

肌や髪の色の違いだけで

自分を全否定されたくない。

 

そもそもフランスは個人主義の国。

だったら自分の意見を主張したっておかしくないはずだ。

思っていることを

なかなか相手に伝えられずに

悔しい思いをしている人はいると思う。

 

けど、言葉にしないと伝わらないことがある。

だから、言いたいことがあるなら、自分の気持ちをはっきり相手に伝えるべきだと思う。

 

人の気持ちは変えられない。言ったところで状況は変わらないかもしれない。

けれど、相手に伝えることで、自分の正直な気持ちを大切にすることはできる。

一番大切なのは自分の気持ち。結果はどうでもいい。言いたいことは、思い切って相手に伝えよう。

 

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